小さい頃から当たり前のように使ってる絆創膏ですが、実は間違った使い方があるって知ってましたか?
大人になったいまだからこそ正しい貼り方、使い方をあらためて知る事で、傷に合わせて正しく使用できるようにしておきましょう。
①ケガをした部分を水洗い、もしくは拭き取って汚れや雑菌、水分をしっかりと取り除ききれいにします。
血液がでている場合はティッシュや清潔な布を押しあてて止血し、ある程度血が止まるまでしっかりと抑えるようにしましょう。
②絆創膏の中身を取り出し真ん中のガーゼ部分に傷口があたるように軽く貼りつけます。
③左右の剥離紙をめくり順に貼り付け、しっかりとくっついてる事が確認できればOKです。>
ムリに貼り付ける必要はないので引っ張りすぎたりしないようにしましょう。
④ひざやひじ、指の関節部分など曲げたり伸ばしたりする部分に使用する場合は、一番曲がっている状態で貼り付けておけばとれにくくなります。>
⑤どうしても形が合わなくて貼りにくい場合は合う形に切ってしまうのもありです。
その際は清潔なハサミを使うようにしましょう。
ケガの範囲が大きくてはみ出してしまう場合、かさねて貼るという人もいますが、それでは絆創膏の意味がありません。
しっかり張り付かないだけでなく隙間から雑菌が入り込んでしまう事があります。
ケガのサイズに合ったものを使うか、きれいな布で覆って応急処置しておくようにしましょう。
絆創膏はすり傷や切り傷、軽いやけど、あかぎれ、ささむけなど軽度の傷の場合にのみ使用します。
病院に行かなくてもいいレベルのケガであれば絆創膏だけで問題ありませんが、それよりも深い傷や治療が必要な場合は絆創膏を貼るだけでなくきちんと病院に行って手当てするようにしましょう。
じつは「医薬品」「医薬部外品」「医薬機器」「雑貨」と同じ絆創膏でも種類があるって知ってましたか?
「医薬品」はパッド部分に殺菌消毒効果のある成分が含まれているタイプの薬用絆創膏です。
「医薬部外品」はパッド部分にアクリノールという自然治癒効果のある成分が含まれているタイプの薬用絆創膏です。
「医薬機器」はパッド部分に薬剤が含まれておらず、患部の保護が目的の絆創膏です。
ほとんどの絆創膏がこれにあたります。
「雑貨」も患部の保護といった目的のみの絆創膏で極端に安いモノやキャラクターなどのデザインがついたタイプはほとんどがこの「雑貨」にあてはまります。
水を扱う仕事をしていて絆創膏がいくらあっても足りないという人は、防水加工の絆創膏を使う、もしくは水絆創膏がおすすめです。
接着剤のような絆創膏で傷に塗って乾かすだけです。水に強く、傷口をしっかり守り細菌の侵入を防いでくれる便利な絆創膏です。
傷によって目的にあったものを使用するようにしましょう。
絆創膏の粘着性はとても強力です。肌の角質も一緒にはがしてしまう事もあるので、一気にはがしてしまわずにゆっくりと丁寧にはがしていくようにしましょう。
水でぬらしたり、粘着部分にベビーオイルをなじませてからはがすとはがれやすくなります。
取り替える頻度の目安は1日1回です。傷の様子をしっかり確認し、必要であれば傷口を水で洗い流し水分をしっかりふき取ってから新しいものを貼り付けるようにしましょう。
頻繁に取り替えるのは肌に負担がかかるので気を付けましょう。
ただし、水で濡れてしまったという場合は貼り替えてもかまいません。
いちいち面倒だという人は防水タイプの絆創膏を使用しましょう。
防水のものでも防水でなくても絆創膏は貼り付けたまま入浴するようにしましょう。
シャンプーなどの洗剤が入ったり、髪が傷に引っかかったりするのを防ぎます。
入浴後は絆創膏をはがし、水分をしっかりふき取ってから新しいものに取り換えればOKです。
いかがでしたか?
なにげなく使っていた絆創膏ですが、種類があったり取り替える頻度が決まっているなんて管理人も知りませんでした。
身体に直接触れるものなので、きちんとした知識をもって正しく使うようにしましょう。
もし周りでケガをした人がいたらさっと手渡す、もしくは手際よく貼ってあげられるといいですね。
いつでもどこでも、食後だけでなく口臭が気になったらすぐに磨けるようにカバンの中に入れて持ち歩けるようにしましょう。
大人だからこそ。自分の身は自分で守るといった効果だけじゃなく他にもたくさんの効果がある事をきちんと知っておきましょう。